- 歯ぎしり・食いしばりに効果的なマウスピース(ナイトガード)
- 歯ぎしりの音は“ギリギリ”“カチカチ”?歯ぎしりの種類
- 歯ぎしりの原因はストレス!?
- 歯ぎしり・食いしばりの改善・治療・予防
- マウスピース(ナイトガード)の仕組み・料金
- マウスピース(ナイトガード)のお手入れ
- マウスピース(ナイトガード)のよくある質問
歯ぎしり・食いしばりに効果的なマウスピース(ナイトガード)
睡眠中の歯ぎしり・食いしばりは、知覚過敏、歯周病、顎関節症など様々なトラブルの元となり得ます。上顎に装着する薄いマウスピースであるナイトガードを装着すれば、歯ぎしり・食いしばりによる歯や顎への負担を軽減できます。
通常、スポーツ用のマウスピースの作成は保険適用外ですが、歯ぎしり・食いしばりによって症状が出ている場合は保険適用となるケースもあります。いずれにしても歯科医師による診断が必要ですので、歯ぎしり・食いしばりにお悩みの方は吹田市の千里丘にある、かすたに歯科・矯正歯科へご相談ください。
このような症状に困っていませんか?
- 家族に歯ぎしりしていると指摘された
- 朝起きると顎が疲れている
- 歯がすり減っていると指摘された
- 口が開きづらい
- 口を開くと顎の痛みがある
- 集中すると歯を食いしばる癖がある
歯ぎしりの音は“ギリギリ”“カチカチ”?歯ぎしりの種類
グライディングタイプ(歯ぎしり型)
上下の歯を擦り合わせるタイプです。「ギリギリ」という音がして、睡眠中に起こりやすい特徴があります。無意識のうちに、早く大きく動かすことが多いと言われています。
クレンチングタイプ(噛みしめ型)
上下の歯を強く噛みしめるタイプです。仕事中や運動中など、日常生活のなかで歯を食いしばる状態が習慣になっている人が多いとされています。睡眠中に無意識に噛みしめているケースもあり、この場合は起床後にあくびをするとこわばったような感覚になることが多いです。
タッピングタイプ
上下の歯をぶつけ合うタイプです。下の顎を上下に動かすため、「カチカチ」と音がします。歯をぶつける強弱には個人差があります。
歯ぎしりの原因はストレス!?
歯ぎしりの主な原因は、ストレスや噛み合わせの乱れだと言われています。噛み合わせが乱れると、歯だけでなく顎にも負担がかかります。顎関節症を引き起こすケースもあるので注意が必要です。
また、逆流性食道炎でも歯ぎしり・食いしばりがみられることがあります。これは胃液の逆流を無意識のうちに防ごうとするためです。
歯ぎしりをそのままにすると…
歯ぎしりをそのまま放置していると、様々な問題を引き起こす可能性があります。
歯が削られてしまう
睡眠中は加減ができないため、歯と歯が擦れることによって、歯の表面のエナメル質が削れてしまいます。すると、象牙質や神経の露出に繋がり、虫歯や知覚過敏の原因となります。
歯の詰め物や被せ物が壊れる
歯ぎしりによって強い力がかかると、詰め物や被せ物が取れたり壊れたりしてしまうことがあります。セラミックやレジンの場合は、欠けてしまうこともあります。
歯が折れる
神経の治療をしている歯は、弾力性がなくなります。そのため、長い年月をかけて強い力が加わり続けると、歯が折れて抜歯が必要になることもあります。
顎関節症を引き起こす
歯ぎしりによって顎に強い力がかかると、歯だけでなく顎の骨や筋肉にも負担がかかります。起床時に顎の動かしにくさや顎のまわりの痛みを感じるほか、顎関節症を引き起こすこともあります。
歯周病を悪化させる
歯周病は、歯周組織に炎症が起こります。歯ぎしりによって強い力が加わると、炎症が悪化し、歯周病も進行してしまいます。
歯並びや噛み合わせに影響が出る
歯に強い力が加わり続けると、歯が徐々に移動します。すると、歯並びの乱れや嚙み合わせの異常にも繋がってしまいます。
睡眠時無呼吸症候群を引き起こす
睡眠時無呼吸症候群は、いびきだけでなく、歯ぎしりとも関係があるとの報告があります。
歯ぎしり・食いしばりの改善・治療・予防
改善・治療法
マウスピース(ナイトガード)
歯ぎしり・食いしばりの改善には、マウスピース(ナイトガード)が有効です。ナイトガードを装着すれば、歯と歯の接触を避けられ、歯が削れるのを予防できます。また、顎関節への負担も軽減されます。
予防
ストレス解消・軽減
ストレスなど心身の不調も歯ぎしりの原因となります。過度なストレスがかからないように、できるだけストレスを解消・軽減できるような生活を送りましょう。
睡眠の質の向上
睡眠の質を向上させることでも、歯ぎしりを予防できると言われています。適度な運動や食生活の改善など、規則正しい生活を送ることを心がけましょう。
マウスピース(ナイトガード)の仕組み・料金
>顎の筋肉が最もリラックスした状態は、口を少し開けている時です。ナイトガードは、顎の位置を誘導することによって、筋肉を休ませてくれます。また歯と歯が接触するのを防ぐため、歯の表面が削れるのを予防できます。
ナイトガードを装着することで得られる効果は以下の3つです。
歯にかかる負担を軽減できる
歯ぎしり・食いしばりは、無意識のうちに行ってしまうため、通常の食事よりも大きな負担がかかります。体重のおよそ2~5倍の負荷がかかっているとも言われますが、ナイトガードによってその負担を軽減します。
歯ぎしり・食いしばりの程度を確認できる
ナイトガードは、強化プラスチックで作られています。使っているうちに削れていくため、どこに力がかかっているかが実際に目で見て確認できます。
噛み合わせのずれを修正できる
オーダーメイドであるナイトガードは、患者様の本来の嚙み合わせになるように作製できます。ナイトガードを装着することによって、嚙み合わせのずれを修正できます。
マウスピース(ナイトガード)の料金
全て税込料金です。
治療内容 | 保険適用 |
---|---|
ナイトガード | 4,000~6,000円 |
マウスピース(ナイトガード)のお手入れ
マウスピース(ナイトガード)は、以下のような方法でお手入れしましょう。
水でこすり洗いをする
マウスピースを水洗いするときは、指で優しくこするようにしましょう。汚れがある時は、マウスピースを傷つけないように柔らかめの歯ブラシを使います。この時、研磨剤を含んだ歯磨き粉で磨かないように注意しましょう。研磨剤が含まれない歯磨き粉、食器用洗剤(中性洗剤)は使っても問題ありません。
専用の洗浄剤を使って洗う
歯科医院や薬局には、マウスピース専用の洗浄剤が販売されています。専用の洗浄剤は、気になるにおいや汚れがすっきり落とせて、除菌もできるのでおすすめです。使用の目安は週1回程度で、その他は水洗いをしましょう。
マウスピース(ナイトガード)のよくある質問
歯ぎしりは何が問題なのでしょうか?
歯ぎしりは、知覚過敏や顎関節症、歯周病の悪化など、様々なトラブルの原因となります。
日中もナイトガードを使えますか?
日中も無意識に食いしばってしまう癖がある場合には、使用することもあります。睡眠中の歯ぎしりが問題であれば、睡眠中だけの装着で問題ありません。
ナイトガードで寝づらくなることはありますか?
最初のうちは少し違和感があるかもしれませんが、すぐに慣れるケースがほとんどです。薄いものなので、物理的に呼吸を妨げるようなことはありません。